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自信

高校教師に、英語の発音を誉められた事がある。
それ以降、自分の発音は、なんだか日本語に近くなった。

女の子に、私の書く文章が好きだと言われた事がある。
それ以降、人に見えるところで文章を書くことはなくなった。

誉めてはいけないのだ。
自信のない人間に、無用なプレッシャーを与えてはいけないのだ。
それは見えない枷となって、重くのしかかる。
幻想を崩すくらいなら、評価されず、傷を負わないほうが良いのだ。

もう少し、自分自身の基盤が強ければ、違ったのだろう。
自分は自分なんだと、堂々と構えられるその日まで
自分は人から見えないところで、ひとりごちるのだろう。